勉強へのハードルを下げる方法
ゴールデンウィーク明けのこの時期は、新しい環境やクラスにも慣れ、
中だるみのしやすい時期でもあります。
そこで今日は、子どもの勉強意欲を上げるための1つの方法をご紹介します。
「子どもがいつまでも宿題に取りかからない」
「毎日、勉強を始めるまでに時間がかかる」
小・中学生の親御さんなら、一度は同じような悩みを持たれたことがあると思います。
この問題に対して、ほとんどの親が、
「勉強しなきゃダメでしょ。」
「いつになったら自分からやれるようになるの!」と叱っています。
しかし、それで解決するなら苦労はしません。
それはわかっているけど、じゃあ具体的にどうすればいいの?
<ランドセルやカバンの中身を全部出してもらう>
そこで、今回ご紹介するのは、ランドセルやカバンの中身をまずは全部出してもらう、ということです。
子どもも「それくらいならできるよ」ということでやり始めます。
ランドセルやカバンの中身を毎日すべて出すだけでも、大きな一歩です。
1週間前のお便り、固まって化石化したハンカチ……。
毎日出していればこういう状態になるのを防ぐことができます。
何よりもよいのは、宿題に必要な物もすべて外に出ていることです。
遊びから帰ってくると、外に出た宿題が自然に目に入ります。
たったこれだけのことで宿題への意識が高まり、また宿題が手に取りやすくなります。
がみがみ叱る回数も減りそうです。
<取りかかるときのハードルを下げる>
このように、宿題に取りかかるときのハードルを下げてあげることはとても重要です。
大人の仕事もそうですが、取りかかってしまえば半分終わったようなものであり、
とにかく取りかかるのが大変なのです。
ですから、本格的に取りかかる前に、1歩でも1ミリでもゴールに近づいておくことが大切です。